引いて乗せるボール浮かし
タッチライン際などで2〜3人の相手に追い詰められた時に、あなたならどのようにして脱出しますか?このような絶対絶命のピンチに、闇雲にドリブルを仕掛けても相手の足に引っかかってしまうだけでしょう。
そんな時に有効なのが、メッシなども良く使う引いて乗せてボールを浮かすドリブルです。やり方は、半歩程度ほど後ろに下がり、同時に足裏でボールを引きます。
すると、相手はしめたと思い間合いを詰めてくるので、その瞬間に引いたボールを足の甲に乗せて、ポンと飛び越させていくような感じで相手の間を抜けていくようにするのです。
そんな引いて乗せるボール浮かしのコツは、相手が出てきた瞬間に行うことです。
この時には、足をボールの下に差し込むようにすれば、おのずと浮き上がるので、そのまま足の甲に乗せ、迫ってくる相手のタックルをかわすようなイメージで抜いて行くうようにしましょう。
最初は難しいですが、自分の思い通りの高さや間隔で浮かせられるようになるまで、繰り返し練習して感覚を掴むことが大切です。
更に、引いて乗せるボール浮かしは様々なテクニックに応用出来ます。例えば、足首のスナップを利かせて足を押し出すようにすれば、ステップなしでもかなりの飛距離を出せるので、パスにも使えます
走り込んできた味方に合わせれば、ピンチが一転チャンスにもなります。更に、ゴール前などでは、フェイントからボールを浮かしてディフェンダーをかわせば絶好のシュートチャンスにもなりますし、キーパーが前に出てきた時に有効なループシュートもこのイメージです。